大相撲・荒汐部屋の若隆景は三賞受賞経験が5回あります。
新関脇昇進後、初めての場所となった2022年3月場所で幕内初優勝を果たしました。
「大関に最も近い男」と目されましたが、相次ぐケガに見舞われ、幕下まで陥落。
その若隆景は、ケガが癒えた2023年11月場所から順調に番付を駆け上がり、今後が楽しみな力士です。
巻き返しが期待される若隆景に対して、筆者は一つ気になることがあります。
それは、若隆景は29歳にして「既に子供が4人いるというのは本当なのか」ということです。
この記事では、若隆景に「子供4人は本当なのか」や「父親・若隆景にとって家族の存在とは何か?」などについて調べました。
29歳の若隆景は既に子供4人のパパなの?
1994年12月6日生まれで現在30歳の若隆景。
大相撲・荒汐部屋に所属しており、幕内最高位は東関脇です。

(左)若隆景 デイリースポーツより引用
東洋大学を2017年3月に卒業し、大卒の社会人としては8年目を迎える世代です。
若隆景は30代に突入しましたが、一般社会の中だと非常に若い年齢と言えるでしょう。
その若隆景には既に子供が4人いるというのです。
着物姿で来場した若隆景の妻・沙菜さんは「本当に勝ってほしいとかではなくて、ケガをしないでという気持ち」と4人の子供と祈るような視線を送った。
— あじさい (@ajisai0917) March 28, 2022
優勝が決まると涙を流して喜び「本当にお疲れさま」と、しみじみと語った。https://t.co/NcmASf0mNM
現在30歳の若隆景ですが、26歳だった2021年の時点で既に4人の子宝に恵まれていたとのことです。
この若さで4人も子供がいると知った時は非常に驚きました!
26歳と言えば、まだまだ遊びたい盛りな年齢なのではないかと思います。
しかしながら、若くして4人の子供を育てている若隆景はとてもかっこいいなと思います。
そんな若隆景は新関脇として臨んだ2022年3月場所で幕内初優勝という偉業を成し遂げています。
嫁・沙菜さんや4人の子供たちも、父親の偉業達成には鼻が高かったんじゃないでしょうか!
強くてかっこいい父親って素敵ですよね!
筆者には弟がいるのですが、弟夫婦には2人の子供がいます。
筆者にとっては、甥と姪にあたります。
弟は会社勤めで朝8時から始業開始なのですが、朝のお弁当を作る時は早朝5時に起床するそうです。
そして、幼稚園に送ってから支度をして出社するとのことです。
前日も仕事でクタクタになり、「睡眠時間を確保するのがやっとだよ…」と話していました。
自分の仕事のほかに子供をお風呂に入れたり、送迎したり、お弁当を詰めたりするため、自分の時間が取れないと苦笑いしていました。
でもその表情は明るく、兄としては少し安心したのと同時に「逞しくなったな!」と非常に嬉しく思いました!
子供の頃、試合形式の野球で負けるとよく泣いていた弟。
冬休みの宿題をすっぽかして、休み最終日に母からこっぴどく叱られていたあの弟が成長に感動しています。
今度は、子供を育てる側に回ったことがとても感慨深く、不思議な感覚でした。
先日、家を建てたと聞き、一家の大黒柱としての並々ならぬ覚悟を感じました。
兄である筆者は、自分の仕事や趣味を最優先しており、独身生活を謳歌しております!笑
自分の性格や考え方、人間力を客観的に考えた時に、果たして誰かを養うことができるのだろうかと懐疑的に考える自分がいます。
でも最近は「今後の人生を独りで過ごしていくより、誰かとともに歩んでいく人生も良いな」と思う自分もいます。
それは、奮闘する弟の姿から感じ取ったことなのかもしれません。
若隆景と嫁・沙菜さんの結婚から子供誕生まで!
若隆景は23歳だった2018年5月、介護士・沙菜さんと結婚を発表しました。
嫁・沙菜さんと若隆景は、若隆景が東洋大学に在学していた頃から交際を始めたと見られます。
東洋大学時代の若隆景は全国学生相撲選手権大会の個人で準優勝という実績を残しています。
大学入学後に体重を30キロ以上増量したとのことから、若隆景はこの頃から角界入りを意識した生活を送っていた可能性があります。
若隆景と結婚した沙菜さんは、若隆景が20歳前後の頃からの交際していたことになります。
将来的に大相撲の力士として活躍することを目標にしている若隆景だったら、将来のビジョンを描きやすかったのかもしれません。
「近い将来、大相撲に進む若隆景を支えたい」という思いが沙菜さんの正直な気持ちだったのではないでしょうか。
そういったことから、若隆景と嫁・沙菜さんは交際当初から結婚を前提とした交際だった可能性が高いと思われます。
結婚発表時、若隆景の番付はまだ十両であり、幕内初優勝する3年前のことです。
角界を席巻する前の若隆景と結婚した嫁・沙菜さん。
のちに出産した嫁の沙菜さんにも大きな覚悟があったと思われます。
大相撲の力士となると、ケガの程度によっては相撲人生を棒に振るリスクも伴うようです。
力士を辞めた後のセカンドキャリア形成も容易ではないはずです…。
それでも、人生の伴侶として支え合っていこうと思ったのは、交際当時・学生相撲の力士だった若隆景の相撲への真っすぐな姿勢がきっかけなのではないでしょうか。
2019年1月、若隆景は荒汐部屋の千秋楽パーティーで長女と次女が誕生していたことを発表。
2020年1月に長男が誕生、2021年2月には三女が誕生し、4人の父親となっているようです。
筆者は、現在32歳独身であり、若隆景と同じ大卒として社会に出ました。
過去を振り返っても、26歳までに4人の子供が誕生するというのはなかなか想像できないことです。
嫁のため、子供たちのために戦う若隆景の姿は、非常に頼もしく映ります。
23歳という非常に若い時期に家庭を持った若隆景。
筆者が23歳の時は「どういう人生を歩んでいたかな…」と当時を振り返ると、精神的に幼かったものと思われます。
筆者が地元の放送局に正社員として入社したのは22歳の時です。
貯金を切り崩しながら大学に行かせてくれた家族が心から喜んでくれたり、地元の友達らからも激励のメッセージが届いたりと、多くの人が応援して下さいました。
その反面、報道やバラエティだけでなく、もっと広いフィールドで「自分が本当にやりたかったことをやってみたい」と当時の自分は感じていました。
その構想とは全く違った形ではありますが、現在はそれが叶いつつあるのかなと感じています。
でも当時の筆者は、なりふり構わない姿勢だったと思われます。
「ここで終わりたくない」という野心に近い感情が先行していました。
新卒で入社した局のために何かで貢献できたのかと問われれば、それは全くと言っていいほど貢献できなかったと思います。
そういった後ろめたさがあるのですが、自分がこの仕事を続けていき、フィールドは違えど「成長する姿」をお見せすることでしか取り返せないと考えています。
現在の筆者は「頂いた仕事は全部やる」、「感謝と誠意を持って、全力で頑張る」をモットーに生きています。
クライアント様から感謝された瞬間にしみじみ「幸せ」を感じながら、生きています。
大黒柱・若隆景家族への想いが熱かった…!!
若隆景は2024年9月、大相撲秋場所で自身初の殊勲賞に選ばれ、三役復帰が近付く結果となりました。
右膝の重傷から復帰し、秋場所では優勝した大の里を破り、12勝を挙げ、脚光を浴びました。

(左)若隆景 サンスポより引用
「強い若隆景が戻ってきた」と感じたファンの方も少なくないはずです。
若隆景が土俵に上がり続ける理由は「自身が力士として成り上がりたい」という野心だけではありません。
いつも傍にいてくれる「家族への恩返し」という意味合いが非常に大きいように映ります。
2023年の春場所で右膝を負傷し、土俵復帰までのリハビリ期間を支えてくれたのは家族の存在でした。
若隆景は当時をこう振り返っています。
土俵を離れれば4児の父でもある。治療中、家族の存在は大きかった。 「子どもたちに『パパ最近テレビに出てないね』と言われたときもあって、心配をかけた。妻は毎日リハビリの送り迎えをしてくれた。一番感謝しています」 東京新聞より引用
土俵から離れた時間が力士・若隆景を強く、逞しくし、支えてくれる大切な存在への思いを新たにしたようです。
大ケガを経験し、番付も最高位の関脇から幕下への降格を経験した若隆景。
この挫折が若隆景という人間を大きくさせ、大切な家族のために「もう一度、輝いてみせる」という力士としての覚悟を決める出来事になったのではないでしょうか。
2024年9月場所では旋風を巻き起こした大の里に土をつけている若隆景。
若隆景は三役返り咲きと最高位の更新に向け、大切な存在の支えを受けながら日々、汗を流しています。
「強い若隆景の復活」と「苦労をかけた家族への恩返し」はまだ始まったばかりです。
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